第284話 「とっとこ初夢(はつゆめ)!ハムハムトレイン」
のんびりとしたお
ひなたぼっこしていたロコちゃんとハム太郎が見たゆめは…
うんてんするのは、ハム太郎やリボンちゃんたちだ。
そこに、お
二人は、これから子ども星に、お年玉をとどけにいくところだという。
そのようすを
一度もお年玉をもらったことがないマジカルくんは、お年玉がほしいと言い出した。
すると、ミステリーちゃんの水晶玉に、お年玉をもらってよろこんでいるマジカルくんのすがたが!
でも、うらないは当たるかどうかわからないとミステリーちゃんに言われて、マジカルくんはガッカリ。
だったら、みんなのお年玉をもらっちゃえばいいと、タイショーくんとオーキニーちゃんがマジカルくんをたきつけた。
なっとくしたマジカルくんは、タイショーくんとオーキニーちゃんに、お年玉をうばってくるようにめいれいしたのだった。
じゅんちょうに進むハムハムトレインの前に、とつぜん、かいぞく
かいぞく船に乗ったタイショーくんとオーキニーちゃんは、マジックハンドを使って、お年玉をうばいとろうとした。
しかしハム太郎たちは、きてんをきかせて、タイショーくんたちの
ぶじ、子ども星にたどりついた。
子ども星で遊んでいたラズリーちゃんやちび丸ちゃんたちは、長老ハムとおハムばあさんからお年玉をもらって、大よろこび。
ところがそのとき、また、タイショーくんたちのかいぞく船があらわれた。
今度はそうじきを使って、子どもたちの手からお年玉ぶくろをすいとってしまうと、ハムハムトレインに乗ってにげていった。
そうはさせないと、ハムハムトレインのはしっこにしがみつき、なんとかついていくハム太郎たち。
タイショーくんたちのうんてんするハムハムトレインは、マジカルくんのまつドクロ星にとうちゃくした。
たくさんのお年玉が手に入って大よろこびのマジカルくんは、ないてかなしむハムちゃんずを前に、お年玉はぼく一人のものだとわらってみせた。
それを聞いたタイショーくんとオーキニーちゃんは、まさかマジカルくんがお年玉をひとりじめ?とビックリ。
マジカルくんは、しかたなく二人にもお年玉を分けてあげたけれど、それもほんのすこしだけ。
「お年玉には、やさしいきもちがこもっているのだ」
「おくるほうも、おくられるほうも、にこにこ」
「お年玉をむりやりとってきても、お年玉らしくないのだ!」
「だれからももらえないんじゃ、かなしすぎまちゅわ…」
マジカルくんに、ほんとうのお年玉のいみをせつめいするハムちゃんず。
だが、マジカルくんはそんなことばには耳をかさず、たくさんのお年玉を一人で持って行ってしまったのだった。
ところが、タイショーくんとオーキニーちゃんは、ひとりじめしたマジカルくんがゆるせない…。
いっぽう、マジカルくんは、部屋にもどってお年玉の山を前にしながらも、しょんぼりとしていた。
ハムちゃんずに言われたことが気になってしかたがないのだ。
すると、ねむっていたミステリーちゃんがつぶやいた。
「お年玉は、だいすきな人にもらうのが一番でありんちゅ…」
「ぼくだって、だれかにもらいたいでち!」と、なきそうになるマジカルくん。
そのとき、バズーカを持ったタイショーくんとオーキニーちゃんが、部屋にとびこんできた。
お年玉をよこせと言って、バズーカをかまえる二人。
つづいてハムちゃんずもとびこんできて、お年玉をかえして、と、つめよってきた。
あとずさるマジカルくん。
と、そこに、長老ハムとおハムばあさんがやってきた。
二人は、にこにこしてマジカルくんにちかよると、
「この星がとおくにあったものだから、いままでマジカルくんがいることに気がつかなかった」
とあやまって、マジカルくんにお年玉をさしだした。
おどろいたマジカルくんが、「ぼくにお年玉を!?」と聞きかえすと、長老ハムは、
「ちょっといじっぱりだけど、とってもいい子だもの」
と、マジカルくんをなでなでしてくれた。
マジカルくんは、はじめてお年玉がもらえたと、大かんげき!
タイショーくんとオーキニーちゃんも、長老ハムたちからお年玉をうけとった。
「やっぱり、お年玉はほめられてもらうのが一番やな」
と、よろこぶオーキニーちゃん。
ハムちゃんずの手もとにもお年玉がもどり、こうして、みんなえがおのお正月になった。
人からやさしいきもちをこめてもらったお年玉は、ほんとうに、とてもうれしいものなのだった。