「みんなでお花見なのだ」
タイショーくんが、旅に出るという。もうもどってこないかもしれないという決意を聞いて、ハムちゃんずは、タイショーくんに行かないでとおねがいした。だが、リボンちゃんだけは、おちついて「タイショーくんが決めたことだもの、えがおでお見送りちまちょう」と言った。まったくさびしそうじゃないリボンちゃんに、タイショーくんは内心ショック。さらにリボンちゃんは、「これからみんなでお花見しようと思っていたけれど、タイショーくんをこまらせてはいけない」と、せっかくのお花見にもひきとめず、タイショーくんを送り出した。泣きながら出発するタイショーくん。おいかけようとしたハム太郎を、リボンちゃんがひきとめた。なにやら考えがあるようだ……。
こうして旅立ったタイショーくんだったが、ハムちゃんずのお花見が気になってしかたがない。さいごにひと目だけハムちゃんずを見ようと、こっそりもどったが、みんなのすがたが見当たらない……。と、そのとき、かくれていたハムちゃんずがとびだした! 「お帰りなさい!」「私たちをおいて旅になんて出るわけないと思ってまちたわ!」みんな、タイショーくんがもどってくるのを、待っていたのだ!
目をうるませるタイショーくん。さあ、みんなでそろって、お花見なのだ!